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2019年4月 7日 (日)

ジャバウルシゴケ

これも最初の渓谷で見ていたものだと思いますが、どの辺で見たのか記憶に有りません。今迄に見ていたことがあるようなない様な。この手のものは難しくて・・・と思いつつ帰ってから調べようと言う事で少し頂いてきました。

渓谷の濡れた岩肌に有りました。茎の先の黄緑色は雌花でしょう。

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葉の先は円頭で歯が1個だけ見えます。

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大きさは、途中で切れたかもしれませんが10mmぐらい。幅は3mm前後でしょうか。

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採取してきたものを見てみました。他のコケも混じっています。

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これらのコケはやはり裏で決まるもの・・と言う事で裏側を見てみました。腹片、腹葉の様子が見えそうです。濃い緑色の球形の造卵器らしきものまで見えました。

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クサリゴケ科から属の検索としてヒメウルシゴケ属の腹片は背片と1点で繋がる。腹葉は茎に深く湾入してつき、幅は茎の幅の2~3倍だそうで俵状の腹片が細い枝のようなもので背片の方に伸びています。腹片も茎を抱くように付いています。この写真のものは大きく2裂していますが・・

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こちらの写真のものは2つに割れた裂片のそれぞれにもまた長い歯が数個付いているようです。背片の先も内側に巻いていて分かり難いですが数個の歯が見えました。上のものとは別株と思いますが別種ではなく成長の度合いの違いだと思います。

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何時の間にか蒴柄が伸びて蒴が出来ていたようです。図鑑にもネットでもヒメウルシゴケについては書かれていましたがジャバウルシゴケについては蒴の事には触れていません。でも別のコケのものとも思えないし・・ヒメウルシゴケとは腹葉の長歯の数で分けられる。ジャバは1~4個、ヒメは10~20個との事で腹葉、腹片の形で見分けが出来そうです。

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そこで一つ疑問が生じました。蒴柄の下に見えているものは何でしょう。コケの部分の名称の説明図によると花被で花被の中にカリプトラがあるという認識でした。この前の写真では濃い緑色のものから黄緑色のものが出てきているように見えます。造卵器の中から花被が見えて来たという状態なのでしょうか。濃い緑色のものが見えなくなったのは蒴が出来て役目を終えて落ちたか消えたと言う事でしょうか。ジャバウルシゴケのジャバとは何でしょう?ウルシゴケのウルシとは?分からない事ばかりです。

ジャバウルシゴケ クサリゴケ科 ヒメウルシゴケ属 本州~沖縄 より湿った所、湿岩などに群生する。県内でもヒメと共に見られるようです。取敢えず初見のコケでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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