2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

これまでのブログ

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

2019年12月

2019年12月31日 (火)

今年見た花たち10種

今年も多くの花たちを見る事が出来ました。その中から初めて見た10種だけを選んでみました。

アマナ
キバナノアマナとかホソバノアマナは山で時々見かけたりしましたが、この花は初めてでした。春早くに他の草たちが大きくなる前に一面に花を咲かせます。夏には他の草に埋もれて跡形も無しです。

P4244436j

ケヤマウツボ
全体的に毛が生えているのでヤマウツボと分けられているようです。広葉樹林の少し湿った山の斜面に有りました。初めての山だったので案内していただきました。

P5064737j

フタバアオイ
ウマノスズクサ科で属は違うけどカンアオイとは仲間で葉が2枚付くことでついた名前だそう。花の形が特殊で花弁はなく3つに分かれた萼片が裏側にめくれ上がったようになるようです。場所を聞いていながら探すのに3日かかりました。最終的には案内していただいたという何とも情けない・・・。

P5104853j

シロスミレ
去年は岩手の方まで足を延ばして見て来ましたが、県内にも有ったようです。1時期絶滅したと思われていたようですが案内していただいて見て来ました。

P6100376j

マメヅタラン
マメヅタでさえ本県では絶滅危惧種になっているくらいで、お隣の県まで行かなければ見る事が出来ません。案内をお願いして何とか見る事が出来ました。足がすくむような所でしたが見たい一心で・・・

Dsc_2160j

クサアジサイ
アジサイの仲間だけど草本で有る事からついた名前だそうです。本県が北限のようです。

Dsc_2838j

ヤマアジサイ
暗い谷間の沢の様な所に有りました。他のアジサイに比べて外片が小さめで白、葉も細めで小さい。福島以西とか関東以西とか、アジサイの変種で別種ではないとの見方もあるようです。

Dsc_2796j

ハクウンラン
実際見つけた時には、良く見つけられたものだと自分ながら感心しました。写真で見ると割と頑丈でアリドオシラン位の大きさのイメージでいました。吹けば飛ぶような感じでした。

P8013880j

クロヤツシロラン
これも当然のことながらお隣の県まで行かなければ見られないものです。本来はお隣の県でさえあることが考えられないものだったのですが温暖化のせいなのか北上している様なのです。小さいものに加えて目立たない色なので見つけられずにいるだけなのかもしれませんが・・

Pa011826j

オオミズトンボ
ミズトンボは以前裏磐梯で見せて頂いたことが有るのですが、この花は初めてでした。日当りの良い山の中の湿地に有りました。

Dscf1754j

今年は本当に色んな花との出会いが有りましたが、それは多くの方との出会いがあったからでした。本当に楽しい1年でした。来年もまたよろしくお願いいたします。有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月30日 (月)

今年見たコケ10種

今年の総決算として初めて見たコケの内から10種選んでみました。今年も随分多くのコケ達に出会えたと思っています。その割には名前をつけてあげられないという現実も有りますけど。形からだけでは限度があるようです。楽しむ分にはそれでも良いとは思いますが、やるからには少しでも先に進みたいものです。

クマノチョウジゴケ
いつか出会いたいと思っていました。こんなに早く実現できるとは思ってもみませんでした。市内の森林公園の横たわった朽木の上に生えていました。

Pb210795j

スギバゴケ
春先に福島県に行った時に見つけた物です。山道脇の崖地に大分乾燥した形で生えていました。県内ではまだ見ていません。

P3313223j

スギゴケ
スギゴケの仲間には似た様なものが一杯有ってなかなか見分けがつかないのですが、葉に特徴があるようで、教えて頂いたので見分けが出来ました。

Pb240980j

テガタゴケ
登山道わきの針葉樹の枝上に生えていました。色んな候補名が上がりましたが、丁度蒴が出来ていたので何とか決められました。

P8315328j

ムクムクゴケ
面白い名前なので見てみたいと思っていました。小さな滝の脇の斜面に有りました。それ程湿っぽいとは感じませんでしたが、ある程度の湿り気は保たれているようです。

P2231798j

イヌムクムクゴケ
ムクムクゴケを調べている時にこの名前が出て来ました。コケの世界にもイヌは有るんだと感心?し、これもまた見てみたいと思っていました。この姿を見た時にイヌムクムクゴケではないかと思いましたが、これだけでは決められず、腹片が全て袋状になっていることを大分後になってから確認できたので決められました。

Pb114846j

ダチョウゴケ
ダチョウゴケも前から見てみたいと思っていたものですが、やっと出会う事が出来ました。テガタゴケが有ったのと同じ登山道脇でした。

P8315206j

ヨツバゴケ
小さな花の様なものを見つけたので何だろうと思っていましたが、偶然蒴も付いていて蒴歯が4個だったのでヨツバゴケだと思いました。ただ蒴柄がくの字に曲がっていたのでアリノオヤリではと思い聞いてみた所、曲がっている部分の位置が違う事からやはりヨツバゴケで良かったみたいです。

Pb125110j

ハリスギゴケ
高い山の車道脇に有りました。針のように尖った葉の形から決められました。スギゴケの仲間で葉が内側に巻き筒状になるのは先述のスギゴケ、次のタカネスギゴケと本種しかないと思い、決めました。

P7011487j

タカネスギゴケ
キツネの毛並みの様で温かそうです。高い山の崖地のような所に一面に生えていました一面に。蒴が有ったので簡単にたどり着く事が出来ました。

P7031807j

ここにあげたコケ達は見た目だけで何とか判断できるものだと思います。とは言っても宣伝ではないけど、このカメラのお陰だと思っています。ルーペだけではここまでは出来なかったと思います。そしてネットでも色々写真など見る事が出来、やはり時代なんだなあと思います。そんなものが無かった時代から始められていた先達の苦労は大変なものだったでしょう。その先達に少しでも近づけたらと思っています。来年もまた頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月15日 (日)

エゾスナゴケ?スナゴケ?

10月20日に市内の野草園で見たコケの中に、以前シモフリゴケではないかと書いたものの様なものが有りました。それよりももっと前に栗駒山でシモフリゴケのようなものを見ていたのですが、乾燥すればそういう風になるのかもしれないとも思っていたので、取敢えずシモフリゴケ?としていたのでした。
今回それがシモフリゴケではないと思い、では何なんだろうとネットや図鑑で調べて見ました。ネットで見るとどうもエゾシモフリゴケで良いような感じがするのですが、保育社の図鑑にはエゾスナゴケは載っておらず、スナゴケが載っていました。ネットでスナゴケを検索するとコケの販売業者のHPしか出て来ません。売られているスナゴケの大半はエゾスナゴケなのだとか。スナゴケって通称なのかと思ったら、種名として有りました。ネットでの話では少ないのだそうですが、図鑑では普通にあるように書いていました。良く分からん!

やはりこの程度ではシモフリゴケとは言えないでしょう。透明尖は見えますが長くはないです。

Pa203008j

エゾスナゴケの資料が無いので取敢えずネットで見た物と似ていると言う事からだけで、エゾスナゴケ?としました。

Pa203010j

あとは蒴と葉の細部を見て見みなくてはなりません。

Pa202998j

こんもりとしたところはなかなか良い感じです。

Pa203000j

図鑑のスナゴケの説明に「透明尖の長さには変異が大きく、無いものも有る」とされているので、もはや形だけでは無理で、細胞レベルの話になりそうです。(今更・・・ですが)

Pa203002j

これはそのすぐ脇に有ったものです。同じものだと思って撮ったと思うのですが、透明尖は見えないし、頻繁に小さな枝を出しているように見えるのでナガエノスナゴケではないかと思っています。

Pa202996j

野草園には今の時期は入れないので確かめようが有りません。来年の春にでも・・時期が違えば形も変わってしまっているかもしれませんし・・どこに有ったか記憶していないし・・ま、とにかく来年か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月14日 (土)

エゾホウオウゴケ?

市内の森林公園の続きです。この日入った谷間は1ヶ所だけでしたが、それほど珍しいものとしては無いと思いますが、私にとっては初めてのものや分からないでスルーしていたものなど数種類を見つけました。エゾホウオウゴケも調べたら前に1度書いていたのですが、同じものだと気づかず調べて見ようと取敢えず写真を撮って来ました。

岩と言うか土の塊と言うかその横に生えていました。葉の様子からホウオウゴケの仲間だと思いました。

Pb210591j

初めにこの写真を見た時に、上に向かって生えているものと思いましたが、最初の写真を見て、ああ、横だったと・・・もう全然記憶に残っていないという・・かなりのボケです。

Pb210593j

小さなコケでしたがスケールを当てるのも忘れていました。ドジと言うかボケと言うか・・・

Pb210595j

水滴がついて面白いけど余り役には立たない・・・でもなかった。

Pb210599j

「山地の地上又は岩上に生える小形の鮮。茎は長さ1.5~2.5mmで5~10対の葉を付ける。葉は舌状披針形、先は急に細まり、弱い歯がある。上部の葉は大きく、長さ1~1.3mm、葉の全周に1~2列の細長い細胞からなる舷がある。舷は普通、葉頂に達して中肋と合流する。中肋は明瞭、時に葉先から短く突出する。腹翼の舷は2~3列の細胞からなる。中略。蒴柄は頂生で単一、長さ1.5~2.2mmで赤みを帯びる。蒴は直立、ほぼ相称。北海道~沖縄」
これも採取してなかったので細部について調べていませんでしたが、以前エゾホウオウゴケ?としたものと似ていたので取り上げてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月13日 (金)

ホンシノブゴケ?

11月21日に市内の森林公園に行って見ました。少し谷間のような所に入って見ました。台風の後で少し荒れてはいましたが暫く天気が続いていたので長靴で充分入って歩けるようでした。湿った土の斜面に長く伸びたコケを見つけました。トヤマシノブゴケでは無いなと思い帰って来てから調べて見ました。

茎の長さが約23cm有るようです。

Pb210649j

他の場所に有ったのも同じぐらいでした。

Pb210711j

重なり合っているところも有りました。

Pb210673j

「山地の湿った岩上に生える大形のかたい感じのある鮮で、上部は黄緑色、古い部分は褐色になる。全形はシノブゴケ属に似るが、茎は太くて長さ20cmにもなり、密に規則正しく2回羽状に分枝し、左右の枝はほぼ同長(5~10mm)なことに注意するとシノブゴケと区別しやすい。」

Pb210713j

ここで少し疑問が湧きました。茎って?枝って?茎葉とか枝葉とか?感じからすると真ん中の太いものが茎でそこから分かれた物が枝と思われます。でもそこからまた何回か分かれて小さな葉を付けています。枝は葉どれを指すのでしょうか?それと、ホンシノブゴケが2回羽状でトヤマシノブゴケが3回羽状と書いて有りましたが、その数え方もピンときません。ネットでそれぞれの写真を見たのですがその違いが分かりませんでした。羽状に見える所の段階で見ると2回だと思うのですが、トヤマについても同じでは?

Pb210651j

ネットで見たホンシノブゴケは枝が立体的に四方八方に出るのだとか。私が見ている図鑑にはそのようなことは書いてありませんでした。やはりこれはトヤマシノブゴケかなあと思い途中で書くのを止めようかなと思いましたが、知っている方からの助言も戴けたらと取敢えず書いて見る事にしました。

Pb210653j

そもそも、なんでトヤマシノブゴケとしなかったのかと言えば、枝が茎に対して直角方向で出ているように見えたからです。トヤマシノブゴケの写真を見ると鈍角ではあるけど、先端方向に向かってある程度の角度で分枝しているように見えました。トヤマでなくてホンだという根拠は今の所ありません。

Pb210671j

これは茎の分岐でしょうか。上に向かって伸びていました。

Pb210669j

「茎、枝の上には多数の枝分かれした毛葉が有る。茎葉は広い卵形の基部から急に細く針状に尖り、長さ約1.5mm、葉面には深い縦じわが有る。葉縁は反曲し、中肋は葉先に達する。」
概ねは合っているようですが、トヤマも同じような感じですので、毛様の形を観察しなければ区別はつけられません。

Pb210715j

「枝葉は小さく、中肋も非常に短いが、葉身細胞の背面中央には各1個の大形の牙状の乳頭がある。雌雄異株。蒴柄は長く、5~6cm。蒴は傾き非相称、蒴歯は2列で完全。」

Pb210717j

茎葉のとがった先端に注目してみました。トヤマもホンもどちらも細くなって伸びるようですがトヤマは透明尖になると書いてありますが、ホンには書いていませんでした。このコケの先端を見ると白っぽくなっているのも有って初めは透明尖だと思っていましたが、ただ枯れた状態のものだったのかもしれません。緑のままのものの方が多いようです。だからと言ってホンシノブゴケだとはまだ言い切れないでしょう。採取してきていないので調べられるのはこの辺まででしょうか。その内また行って見たいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月12日 (木)

オオクラマゴケモドキ

オオクラマゴケモドキは数年前に市内の山の少し谷間のような所で見ていましたが、今回教えて頂いたので念のためにと調べて見ました。

「高地の湿った石灰岩上、ときに他の岩上、樹幹に稀に流水中に群生する。」大きな岩ですが石灰岩かどうかまでは分かりません。一見コオイゴケかと思いましたが違いました。

Pb241029j

採取してきたものが乾燥して背片が縮れてしまいました。

Pc011367j

「緑色~灰緑色。茎は長さ3~8cm、倒伏し、不規則に分枝する。」

Pc011331j

「葉の背片は卵形、全縁、腹縁はやや内曲し円頭、」

Pc011333j

背片、腹片、腹葉いずれも全縁、円頭なので味気ないような感じもするけど憶えやすいかも。

Pc011335j

不規則に分枝する。別のコケも混じっていたようです。

Pc011337j

葉の形は外して見ないと分からないけど・・そこまでしなくても・・では駄目なのか・・・。

Pc011339j

「腹片は狭い舌形、基部はわずかに流下し、またはせず、全縁、円頭。キールはごく短い。腹葉は茎の幅の1.2~1.5倍、卵形、基部は流下し全縁、円頭。」

Pc011345j

ネット情報では、「腹片は長舌形で幅の約3倍、腹葉は舌形で茎の1~1.2倍」と書かれていました。

Pc011387j

以前見た物と同じもののようです。分布は北海道~九州で本県でも普通に見られているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月11日 (水)

シッポゴケ?

県南部の山で採取してきたコケの中に、チシマカモジゴケと書いてあるものが有りました。チシマシッポゴケは以前早池峰山で見ていたものがそうだと思っていましたが、カモジゴケにもチシマがあったのかと思い、帰って来てから調べて見ました。図鑑でもネットでも見つける事が出来ませんでした。チシマシッポゴケかカモジゴケと言われたのを聞き間違ったのかもしれません。

採取してきたものは日にちが経って乾燥してきていました。カモジゴケ、シッポゴケについては仮根を見れば分かるとの事で、後の写真のように濡らしたものをみて茶色だからカモジゴケだと思いましたが、そのことに気づき乾燥したものを見たら白っぽいものだったのでシッポゴケの方だと思いました。

Pc092099j

茎の長さが約5cm。「蒴柄が褐色~黄色、長さ約2.5cm時に3cmに達し、通常1茎から1~5本出る」と有ったので、これは2本出ているのでチシマに違いないと思ったのですが・・「口環はない」との事で後の写真で出て来ますが立派にあるようです。

Pc092101j

蒴が直立しているのかどうかは何とも言えない状態で・・まだ帽を付けた物も有りましたし

Pc092141j

帽が取れているのも有りました。

Pc092129j

蒴歯が壊れた状態で良く分かりません。

Pc092135j

これを分枝したものとすれば1茎から3本の蒴柄が出ていると解釈できるし、分岐した茎と見れば1茎に1本と言う事になるし・・・多分後者と考えるんだろうなあ・・・

Pc092145j

葉の先が折れているのも有るが目立つほどでもない。長さが約5mmのものから10mmのものまであります。「葉は湿ると茎から直角に近い角度で開出し、乾いてもあまり変わらない」「蒴柄は単生、黄色~赤褐色、長さ5~6cm」シッポゴケには合っている様な気もするけど、「葉は長さ10~11mmときに15mm、茎は長さ12cmに達する」には合っていないような・・・

Pc092117j

「葉の上半の葉縁に鋭い歯がある」シッポゴケは合っているようです。

Pc092161j

現場で撮った写真がどれだったのか・・・それらしいものが3枚有りました。何れもそれぞれ別の場所で撮ったもののようです。これは蒴の姿が見えないもの。

Pb240950j

若い蒴が出始めているところのもの。若い芽が真直ぐ上に伸びている姿は他の物とは違う様で、別の種かもしれません。

Pb241019j

これは完熟した?所のもの。逆様に撮ったようですが、横に生えているものを上から撮ったので、ちょっと見にくいいですが・・・

Pb241017j

結局のところただのシッポゴケなのかもしれません。姿形だけで決めるには無理があるようです。チシマシッポゴケでないのは確実でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月10日 (火)

コフサゴケ

以前何回か出て来たコフサゴケ、今回は教えて頂いたので少しは確信が持てるかも。帰って来て図鑑と照らし合わせて見て、これと言った証拠を?見つけられたわけではないのですけど・・・。

以前はこの姿を見ると、お!リュウビゴケ・・と思ってしまいましたが、この頃はフサゴケの仲間の方だなと思うようになりました。茎に毛葉が見えれば・・・、見えなければ・・・と。ただ濡れている時には毛葉も透明になって見逃すことも有るようです。

Pb240948j

暫く見ないでいたら乾燥して葉が縮れた状態になったので水に浸けて見ました。すぐにあ!と思いました。乾いている内に茎の様子を見るんだった・・・。

Pc092063j

高地の林床に緑色~黄緑色の光沢のある緩い群落をつくる。

Pc092065j

茎は赤褐色でやや羽状に分枝し、葉は乾いても展開し、枝は葉を含めて幅1.5~2mm。毛葉を欠く。枝葉は卵形で凹み、急に尖り、長さ1~2mm、葉縁の上部は波打つことが有り、中肋は2本で葉の中部で終わる。

Pc092059j

茎葉は広い卵形または横に広く、先は急に細く鋭頭、基部は狭まり、先端は反り返り、全長2.5~3mm、葉縁上部に細かい歯が有り、中肋は2本で葉の中部で終わる。

Pc092069j

オオフサゴケとは大きさが違う様で、オオフサゴケは枝は葉を含めて幅3~5mmと2倍以上はあるようです。黄緑色の厚い群落をつくる大型の鮮。茎は立ち上がり、不規則羽状に分枝する。生えている姿でも見分けがつくようです。オオフサゴケの立ち上がって生えている姿を磐梯山に登った時に見ていたと思います。その当時は何者か分からずにいました。その時の写真のデータが無くなってしまったので確実ではないのですが。

Pc092087j

フサゴケはコフサゴケに非常に近い。茎はやや羽状に分枝し、茎葉はほぼ狭三角形、基部はわずかしか狭まらず先は長く漸突する。葉縁上部には細かい歯が有り、中肋は2本で葉長の約1/5~1/4。枝葉は小形、卵形で鋭頭、中肋は2本で葉長の1/3~1/2で終わり、上部の縁は時に波打つ。

Pc092079j

残念ながら葉の姿や中肋の様子などは、葉を外して見なければ分からないようですが、今回は手抜きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 9日 (月)

カギハイゴケ?

地面に生えていた黄緑色のコケをカギハイゴケだと教えて頂きました。数年前に市内の川の脇にある公園の芝生の所で見た物をミヤマカギハイゴケ?としていました。今回のものと比較をしてみようかと思いましたが、ハードデスクがこけたため写真データが残っていませんでした。ブログ上のものはかなり縮小していますので細部までははっきりと分かりませんし、何しろ一眼で撮ったものを無理やり大きくしただけのものなのでどうしようも有りません。それでも、敢えて言うならば葉の鎌状になった所の曲がり具合、長さでしょうか。色味も違って見えましたが、乾燥気味の所と小雨のところでは違って当たり前なのかもしれません。

黄緑色が綺麗な線でした。

Pb240987j

結構先の方が細くなって長く鎌状に曲がっています。触った感じ柔らかなのだと。以前のものはもう少し短く、余りとがっている感はなく触っても形が変わらないと思えました。

Pb240989j  

偶然なのかどうか・・・細い木の枝か何かに乗っかるように生えていました。ムカデの足のようになって、枝にしがみついている様な・・

Pb240983j_20191213001801

採取してきたものを調べて見ました。長さが5cmぐらいでした。図鑑ではミヤマカギハイゴケは10cmにもなり不規則羽状に分枝すると書いて有りましたが、カギハイゴケには長さが書いてありませんでした。

Pc091805j

ただ、カギハイゴケの枝は葉を含めて径約1mmと有ります。逆にミヤマの方には書いてありません。

Pc091823j

1周するんではないかと思うくらい曲がっています。鎌状を通り越しています。以前見た物は精々鎌状程度の曲がりでした。ミヤマで合っているのかもしれません。

Pc091829j

葉は卵状披針形で細く漸突し、上部は強く一方に曲がる。葉面には深い縦じわが有る。葉縁には細かい歯が有り、中肋は細いが葉先近くに達する。

Pc091966j

1ヶ所だけでしたがこのようなものが見られました。雌雄同株(異苞)でよく蒴を付けるとの事。後で蒴の様子も出て来ますがこれは雄器の方でしょうか。毛のあるものとないものも有るけど他に何か考えられるか?左側に見えているのが蒴の出来始めのところのようです。

Pc091833j

そんな所が茎の至る所に有って、「よく蒴をつける」ようです。

Pc091837j

蒴柄が伸びだしているところで白い帽の中に黒っぽい胞子嚢らしきものも見えていました。残念ながら完全な蒴の形になっているものはなかったので図鑑に載っているものとの比較は出来ませんでした。

Pc091896j

茎についたままだと葉の基部の方が見れなかったので、本当に広くなっているのかどうか確かめられませんでした。葉を外して見れば・・・といっても肉眼では、まして老眼の私には到底無理・・だけど道具がない、方法がない・・手当たり次第に茎のあたりをピンセットでつまんで何とかそれらしいものを見る事が出来ました。

Pc122320j

カギハイゴケ ヤナギゴケ科 カギハイゴケ属 北海道・本州 ハイマツの根元や地上に黄緑色の群落をつくる。
ハイゴケの名前が有るけどハイゴケの仲間ではなかったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 8日 (日)

ツクシホラゴケモドキ(フソウツキヌケゴケ)?

先生にミヤマホラゴケモドキだと言われて採取してきたコケを調べて見ました。意に反して色んな事が出て来て取敢えず?を付けておく事にしました。

大きな岩の横に生えていました。

Pb241077j

茎の先端が鞭のように伸びて黄緑色の無性芽をつけていました。

Pb241079j

長さが1.5cmぐらい有りました。図鑑に有るツキヌケゴケ属のものは殆ど(5種中4種)長さが2cmとなっていました。チャボホラゴケモドキだけ1cm。

Pc122350j

採取したものには2cm近いものは見当たりませんでした。時期的なことも有るのかもしれません。

Pc122342j

先ず決め手となる腹葉ですが・・・何時ものように仮根が付いていて姿が見えません。先生に聞いたところ1個1個ピンセットなどで外すのだそうです。うーん、この程度の大きさならそれも可能かもしれないけど、やっぱり実体顕微鏡かなあ・・・。

Pc122354j

駄目なら探すのみ。地面に着いていない様な若い所のものを見てみました。あった!全然仮根が見えません。腹葉が綺麗に見えていました。葉の縁は円頭も有り鈍頭も有り、少ないけど小さな2歯のあるものも有りました。

Pc122362j

この辺も仮根が少ないので何とか見えそうです。

Pc122378j

これは古い所ですが仮根の姿が見えません。

Pc122384j

無性芽の付いたものが枯れずに残っていました。

Pc122340j

これは何でしょう?蒴の出来始めでしょうか?

Pc122390j

以上の事から図鑑と比べ直して見ました。色については青緑色か白緑か淡褐色かですがどれにも当てはまらない様な、全部に当てはまるような・・・。葉の形については円頭か鈍頭かそして先端に2歯があるかどうか。これについても全部に当てはまりそうだし・・・。腹葉についてはツクシホラゴケモドキの「腹葉は離在、幅は茎の2倍、円形、1/2まで2裂し、裂片は鈍~鋭頭、時に側方に歯牙が1個有る。」を採用したい。さらに「茎の先は時に鞭枝状に伸びて立ち上がり、先端に多数の無性芽を付ける。」はツクシホラゴケモドキとチャボホラゴケモドキにしか書いていません。最終の決め手は「細胞に普通1個の大眼点を持つ」のようですが細胞の中までは到底無理なのでここまでのようです。少なくてもミヤマではないようです。
最後の写真で見た物が蒴だとすれば、トサホラゴケモドキの「ペリギニュームは殆ど無柄、多肉の長い円筒形の袋となり、土中に垂下する、花被はない。」が気にかかる所ですが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 7日 (土)

フトリュウビゴケ?

帰って来てから色々と写真を眺めている内に、あれ、これってフトリュウビゴケでは?と言うものを見つけました。何となく姿が似てるからと言うだけのものですが。何故か採取してませんでした。忙しかったからという言い訳も、写真だけは数枚撮っていたので、出来ない話ですが。これについては先生からの助言をいただいていませんでした。コケの周りに一杯蒴が出ていたのでネットで探して見たら、フトリュウビゴケと書かれているものの蒴と同じ感じでした。
去年観察会で先生に教えて頂いたときにはカメラの電池切れで、普通のコンデジで撮っていたため(薄暗い所だったし)あまりいい写真ではありませんでした。再度探しに行って見ようかと思いながら今日まで来てしまいました。

観察している時間も押し迫っていたのでただ闇雲に撮って来ただけでした。

Pb241083j

同じ様な写真で申し訳ありません。

Pb241049j

この時は名前も分からずに取敢えず撮っておこう・・だけでした。

Pb241053j

この時は先生と別の場所にいたので聞けなかったのかもしれません。

Pb241085j

ここで見えているのは枝先部分だけで、茎部分が見えないと毛葉の様子も茎葉の姿も見れません。蒴が有ったので何とか見当がつけられました。

Pb241087j

フトリュウビゴケ ヒヨクゴケ科 イワダレゴケ属 北海道~九州

日陰の湿った地上や岩上に、やや光沢のある緑色~黄緑色で褐色がかった群落をつくる大形の鮮。茎は不規則羽状に分枝するが、屋や樹状になる事もある。茎には1細胞列の枝分かれした毛葉を多数付ける。枝葉はまるく重なり合ってつき、乾いても展開し、枝は葉を含めて幅2~4mm、小枝は細い。茎葉は広い卵形で深く凹み、やや縦じわが有り、長さ約3mm、基部は耳状に下延し、先端は急に細く尖る。葉縁には細かいが鋭い歯がある。中肋は2本で短い。枝葉は茎葉に似て小形、長さ1.5~3mm。中略。蒴柄は赤褐色で長さ2~2.5cm。蒴は傾いて非相称。蓋には長い嘴が有る。蒴歯は2列で完全。

県内でも見られてはいるようですが市内の近場では無いようです。高山ではないけど山奥の岩場と言う事でしょうか。来年の話かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 6日 (金)

ミヤマリュウビゴケ

ミヤマリュウビゴケと教えて頂いたのですが、現場での写真を撮らないで来てしまったようです。今度行った時に分かるかどうか心配です。

茎の長さが約4cmですが図鑑には書いていませんでした。但し、茎は赤褐色で不規則に羽状に分枝し、葉は緩く覆瓦状につくが、乾くとやや枝に接し、枝は葉を含めて幅1・5~2mm。と有ります。取敢えず当てはまっていると思います。

Pc051715j

枝の方は葉によって隠れていて見えませんが、茎の方は見えています。

Pc051719j

角度によっては茎も見えないようです。

Pc051761j

この角度だと枝の方も見えるようです。葉の湿り具合にも寄るのでしょう。茎も枝も毛葉に覆われているので直接は見えていませんが。枝葉は卵形で鋭頭、長さ1.5~2mm、中肋は葉長の3/4、背面上端は棘で終わる。(棘については未確認)

Pc051801j

茎葉は広い卵形で、基部は狭まり、長さ1.5~2mm、深い縦じわが有り、先端は急に鋭頭、葉縁は狭く反曲し、上端に鋭い歯がある。(葉の縁が反曲している。鋭い歯については、縁が反曲しているため見えにくい。)

Pc051791j

別写真のものを拡大して見ました。鋭い歯が見えています。

Pc051779j

茎が渇いてきたので毛葉が見えて来ました。

Pc051773j

中肋が数本有るように見えますが縦じわで中央の1本だけが中肋です。(同属の他の種のものは2本だったり短かったりするので見分けに使えるかも)

Pc051775j

別の角度からも見てみました。乾いている方が特徴をつかみやすいようです。

Pc051777j

ヒヨクゴケ科にはイワダレゴケ属しかないようです。日本では6種有るのだそうですが、図鑑には4種しか載っていませんでした。イワダレゴケ、ミヤマリュウビゴケ、フトリュウビゴケ、シノブヒバゴケです。シノブヒバゴケは初めて聞く名前です。県内でも記録されていないようです。図鑑により分類の仕方が違う様で、見逃しただけかもしれません。そのうち探して見たいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 5日 (木)

ホソバコオイゴケ

大分寒くなってきましたが天気のいい日ははそこそこあるようで、そろそろフィールドへと思うのですが、調べていないものがまだまだ有ります。サクサクっと片付けて・・と行けばいいのだけど、なかなか思う様には行きません。形だけで判断をして簡単に済ませれば・・が、反って難しいのかも。

コオイゴケの仲間のようなものが有りました。葉が接在していない様なのでもしかしてと思いました。ホソバコオイゴケと教えて頂きました。ホソバコオイゴケはコオイゴケのコオイゴケ属ではなく同じヒシャクゴケ科のシロコオイゴケ属に含まれるようです。

Pb240968j

これらもそうだと思いますが雨で濡れて殆ど見分けがつかない・・難しいです。

Pb240966j

緑色~黄緑色、茎は長さ1~2cm、斜上し分枝は少ない。

Pc051664j

 

Pc051677j

葉は通常離在し、背片は舌形、腹片の2/3~3/4長、鋭~鈍頭、縁にわずかに細歯がある。腹片は長舌形、鈍頭、細歯で縁どられるかまたは全縁。

Pc051679j

葉の形や長さ接在、離在はまちまちのように思います。

Pc051681j

これだとか完全に離在していると言えそうです。

Pc051695j

腹片、背片の長さの感じや葉の先の形が鋭頭~鈍頭、接在、離在に関してはどちらとも・・・

Pc051699j

仮根が多く見られましたが、ホソバコオイゴケに多いとは図鑑に書かれていません。しかし同属のノコギリコオイゴケには少ないと書かれていました。

Pc051703j

ホソバコオイゴケの無性芽は茎上部の葉の先端につくと書かれていました。これは同属のノコギリコオイゴケも同じですがこれはノコギリではない。同属のマルバコオイゴケモドキは無性芽を付けない。シロコオイゴケは腹裂片の先に付けるとの事でホソバコオイゴケで間違いないと思います。

Pc051689j

ベルカとか細胞のトリゴンとかを見る事が出来ればもっと近道だったのかもしれません。偶然無性芽を見れたので何とかなったようですが、何時もそうは行かないでしょうから・・・以前コオイゴケ、ノコギリコオイゴケとしていたものも再度調べて見る必要があるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 4日 (水)

ダイセツヤノネゴケ

岩の上に少し垂れるような形で生えていました。ダイセツヤノネゴケと教えて頂きました。これもまた初めて見るものでした。(見ていても憶えていないだけかも)

彼方此方の岩についていてここには多いようです。そもそもヤノネゴケが分からないのにダイセツヤノネゴケなんて・・・と思ったけど逆に考えればヤノネゴケが分かるチャンスかも・・

Pb240958j

茎長は約3cm。(図鑑には書いていない)蒴が付いているようです。

Pc051551j

蒴の様子で何かわかるかも・・

Pc051553j

ヤノネゴケの所に蒴柄には全面に乳頭があると書かれています。これには見られるので取敢えずヤノネゴケの仲間かな?と・・・

Pc051559j

茎葉の脇から出ているようです。

Pc051557j

外蒴歯、内蒴歯、間毛も全てあるようです。大分近づいたかな。

Pc051609j

少し方向を変えて・・ピント合わせが大変。

Pc051611j

ヤノネゴケとの違いは葉の付き方と形です。図鑑にはヤノネゴケに比べて葉は明らかに覆瓦状につき、深く凹み、先端は微突頭となる。高地の岩上や湿った地上にはヤノネゴケより普通に見られ、時には蒴を付ける。となっています。微突頭と言えるかどうかですが少なくともヤノネゴケのように三角状卵形で先端は細く漸突する、とは違うようです。

Pc051579j

ヤノネゴケ属の条件のもう一つは葉の背面の上端に小さな突起があるとの事ですが見つける事が出来ませんでした。ダイセツヤノネゴケの説明には書いていないのでないのかもしれません。

Pc051575j

今度ヤノネゴケを見つけた時に確認してみたいと思います。

ダイセツヤノネゴケ アオギヌゴケ科 ヤノネゴケ属 北海道、本州

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 3日 (火)

ニスビキカヤゴケ?

雨の日のコケ探索続きます。何処かで見ていた様なコケでした。生えている感じからニスビキカヤゴケではなくシダレヤスデゴケの方だと思いましたがニスビキカヤゴケだと言われました。かじると辛いからと言われましたが・・・ヤナギタデの時もかじると辛いと言われてもかじる事が出来なくて、泣く泣く切れ端をなめて試したことが有りましたが(ちょっと大げさかな)・・・今回はそれもせず素直に受け入れました。調べたらこれで3回目のようですがまた書いて見ました。ほとんど進展が有りませんが。

雨に濡れてピカピカに輝いていました。以前見た時はからからに乾いて黒光りしていた様な・・黒光りすることを称してニスビキと言っていると勘違いしていました。透明なニスを塗って光らせる事だったとは・・

Pb240995j

長さは約3cm。分枝はこれが多いのか少ないのか分かりません。不規則ではあります。

Pb281141j

葉は灰緑色でウルシ様の光沢がある。背片は密に重なり長楕円形

Pb281167j

葉先は強く内曲

Pb281163j

円頭で数歯が有る。

 Pb281145j

 

Pb281155j

腹片は舌形で長歯をめぐらし、先端は外曲し外縁の基部はやや耳状、内縁基部は流下する。キールは殆どない。(解体して見ないと確認できないようです)

Pb281145jj

腹葉は茎の幅の約2倍、卵形、先端は外曲し歯は少なく基部はやや耳状になり、長歯が多い。

Pb281173j

少し乾燥したところですが、見えているのが腹葉だと思うのですが茎の3倍はあるようです。卵形、広卵形と言うよりほとんど円形に見えます。歯は疎では無いけど密でもなく均等に生えているように見えます。

Pb281171j

ニスビキカヤゴケによく似たものでケクラマゴケモドキと言うのも有るようです。より高地に産し、北日本と日本海側に多く、腹葉は円い舌形で上部と下部ははほぼ同じ幅で、縁歯は多く、密で、下部よりむしろ上部に多い。北海道~本州 もしかしたらこちらの方では?と思ったりして・・・

以前ニスビキカヤゴケとしていたものははっきりと腹片が見えていたのに今回は腹片を探すのが大変でした。湿り具合で違うのだろうと思っていましたが、以前のものは葉の縁の歯の様子が良く見れていなかったのでその辺も見直す必要があると思えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 2日 (月)

ヒメハネゴケ?

県南部の山で見たコケの内で保育社の図鑑に無いものが有ります。今回教えて頂いたヒメハネゴケもその一つです。ネットで探しても情報は余り有りませんでした。後の写真で出て来ますが葉の縁に20個以上の歯が見られます。図鑑で見るとマルバハネゴケとタカネハネゴケだけのようです。ただ茎長からするとどちらも3~5cmなので外せると思います。ネットの情報によれば 「茎長は1~3cmで斜上、葉は重なり合ってつき、斜めに開く。葉縁の鋸歯の有無は変異が大きい。背縁は大きく外曲する。」とのことでした。

茎長は3cm未満

Pb281089j

葉の先は円形。長さは2~3mm、幅は2mm未満(曲がっているので分かりません)図鑑には茎長しか載っていませんので比較できませんが。

Pb281091j

茎頂部に少し大きめの葉がつきそこから分枝が2本出て・・を繰り返すのか・・その場合の茎長って?だとすると3cmどころじゃない。延々伸びる事になるし・・・

Pb281139j

形からすればマルバもタカネも考えられるけど・・・タカネは褐色~黒褐色であり関東地方以南となっているので外せるでしょう。

Pb281127j

あとは顕微鏡で細胞を覗くしかない無いのかも。

Pb281093j

取敢えずいろいろ撮って見ました。

Pb281095j

ヒメについても他の図鑑をあたるしかない。

Pb281097j

鋸歯が多いのが特徴化かと思っていたけど変異が大きいとの事で・・難しい・・・

Pb281101j

必ず2分枝と言う訳でも無いようだし・・

Pb281103j

白い糸のようなものは何だろう。蒴柄かと思ったけど数本見えるし、茎頂部でもないし・・

Pb281115j

取敢えず先生の教えによってヒメハネゴケと言う事にしましょう。県内では亜高山帯で割と見られているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月 1日 (日)

イヌケゴケ

これも大きな岩の横に生えていました。イヌケゴケだと教えて頂きました。

Pb241001j

初めて見るコケでした。

Pb241003j

樹幹や岩面に密着し、平らな光沢のある緑色のマットをつくる。茎は這い、やや羽状に分枝し、茎や枝は基物に密着する。(何もない所は枝も基物に密着しているが実際は重なり合って斜上あるいは垂れ下がっているようにも見えます)

Pb241005j

枝は葉を含めて幅0.2~0.4mm。葉はやや扁平に密につき乾くと茎に接して縮れない。

Pc011325j

葉は卵形~卵状披針形、長さ0.5~0.7mm、やや急に短く尖る。(何となく扁平に見えます。少し後の写真の方がより見えるかも)葉縁は平らでほぼ全周に細胞の突起による細かい歯が有る。中肋を欠く。枝葉はやや小さく先は漸突する。雌雄異株、蒴は稀。

Pc011313j

ネズミノオゴケとかトラノオゴケとか動物の尾に因んで名前が付けられているものも多いので、これはなんでイヌケでイヌノオではないのだろうと思ったら、ケゴケ属と言うものが有るようで、このイヌはあれではなくこれだったようです。

Pc011315j

これで見ると茎を含めて(平開しないからか)1mmの半分以下のようです。枝は長さ3~5mm。

Pc011317j

この写真だと少し扁平気味なのが分かります。

Pc011321j

葉の脇から仮根が出ているのが見えました。葉を外さないと中肋が無いのを確認できません。

Pc011327j

特殊な場所でなくても見られそうなので探して見る事にしましょう。何処かで見ているのかもしれませんが、分からないので軽くパスをしていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »