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2020年4月 3日 (金)

エゾホウオウゴケ?→ツクシホウオウゴケ?

 先月21日に県北の山にユキワリソウを探しに行った時のことです。目的のものが見つからず別の道を突然の雨に濡れながら帰った時に途中の道脇の崖のような所に目が行きました。何かコケでもありそうな・・・

どんなコケが生えているかなあ・・

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小さなホウオウゴケの仲間が有りました。まだ出たばかりの若い芽では、これから大きくなるかもしれないし・・去年見ていたエゾホウオウゴケかもしれないけど葉だけではなあ・・・とモニター画面を覗いていたら、撮る瞬間に何やら赤いものが見えました。慌てて撮った写真を見てみたら、なんと花が咲いていた。

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周りをカメラで見ていたら・・・有った・・。古い株に蒴が開いているのが有りました。カメラでないと探せないかと思い顔を近づけて肉眼で見てみました。何となく花が咲いているなと思えるものが見えるようになってきました。(当然のことながら、分かっている状態で見て分かるのであって、普通に探していて分かる訳ではありません)

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なんとなんと、花だらけ・・

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1つの茎から3本も出ているのもあるようです。

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少し頂いてきたものですが、茎長が4~5mmあるようです。葉は8対(枯れた所も含めて)程度。葉の長さは約1mm、基部の葉は小さく途中は同長、頂部は少し大きめです。

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蒴柄は斜上、蒴は直立、相称。茎頂及び葉脇から出ているようです。

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頂部に近い所の葉は1・5mmぐらいでしょう。蒴は0.8mm、蒴柄は1.2mm位。

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中肋は頂部に達し少し突出しているようです。

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中肋ははっきりとしている。周囲は舷で囲まれていて(細胞数は分からない)頂部で一緒になっています。

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腹翼にも舷が見られます。(細胞列数は分かりません)

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以上のことからエゾホウオウゴケではないかと思ったんですが、色々とくい違いがあるようでまだまだ?はとれません。

「小形で、茎は葉を含め長さ2.0~13.5mm。葉は4~20対、披針形~楕円状披針形、鋭頭、上部の葉は大きく、長さ0.7~2.4mm、全周に1~3細胞列(腹翼では3~8細胞列)の舷がある。舷は普通は先に達して中肋と合流する。中肋は葉先に届き、ときに短く突出する。中略。蒴柄は頂生、長さ1.3~7.5mm。雌雄同株(異苞)。蒴は直立しほぼ相称。雄花序は葉腋につく。山地の地上または岩上に生える。後略。」(平凡社 図鑑より)

以前の記事では保育社の図鑑の説明を書きましたが、記述がずいぶん違っていました。茎や葉の長さ、葉の対数に違いがあります。葉の形にも違いがあります。このコケは保育社の図鑑ではそれらの条件でははねられるところですが、平凡社の説明では概ねクリアしています。どちらの図鑑にも合っていないと思われるのが蒴です。保育社では「蒴柄は頂生で単一」平凡社では「蒴柄は頂生」とされています。確かにこのコケも頂生はしているのですが、葉腋からも出ているようです。「雄花序は葉腋につく」そうですがどう見ても雌花序(蒴)としか見えません。変種も多いようですが、色々見てもこのようなものは見つかりませんでした。

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エゾホウオウゴケは変種が多く、その中にツクシホウオウゴケと言うものが有るようです。蒴柄が中部から上部の葉腋から出るとの事。此方の方だと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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