シダ類

2017年8月16日 (水)

早池峰山10

ここに来て珍しいものが(始めたばかりの私にとってですが)見られたので感激しています。これが目的ではなかったのですがこれこそ大自然からのサプライズでした。有難う!
 
磐梯山で見たスギカズラに似ていますが葉の密度が違うし葉の先が少し上に湾曲している。柄が無く胞子嚢穂を立てているのがタカネスギカズラだと思います。
右側に長い柄で二股に分かれた胞子嚢穂を立ち上げているのはエゾノヒカゲカズラだと思います。どちらもヒカゲノカズラ科です。
 
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コケスギラン  イワヒバ科  イワヒバ属  高山帯の草地などに生える常緑性シダ
 
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淡黄色の胞子嚢が光っていてなかなか可愛いです。例によって1円玉を置いて見ました。大きさがというか小ささが分かると思います。
 
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これもまた見た事が無いものが出て来ました。取敢えず写真を撮っておきましょう。

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上から撮って見ました。緑の花が咲いた様です。
 
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別の所で見つけた物ですが先ほどのものより緑が濃くて少し頑丈そうに見えますが同じものだと思います。こちらの方が少し若いのだと思います。
 
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一部分を大きくして見ました。あちこち葉の間からランの花の様なものが顔を覗かせています。右上のものはその中から白い塊のようなものが出て来たように見えます。図鑑でまだ調べていないので確信は有りませんがネットを参考にして
コスギラン  ヒカゲノカズラ科  トウゲシバ属  だと思います。
 
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最初はこれもコスギランかなと思いましたが上の部分の様子がどうも気に入らない。上から見ても花のように見えないだろう。けどなかなか見つからない。諦めた頃ふと気が付いた。根元にあるものは何だろう。もしかしてヒメスギラン?とその胞子嚢穂?ヒメスギランって胞子嚢穂を別に立ち上げるの?図鑑で確認しなければなりません。

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黄緑のふっくらしたものが茎先に付いてて可愛い。胞子嚢穂なのか単純に若芽なのか・・・・・正体不明です。最初のタカネヒカゲカズラの若芽かもしれません。

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結構広い範囲で見られた。地を這う茎らしきものは葉が平開し、ヒカゲノカズラよりも疎らにみえます。

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上の方が少しふっくらとしてヤチスギランかと思ったけど 葉に少し幅が有るようなので違うようです。単純にトウゲシバかもしれない。

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新しいものを見つけた時の感動はたまりません。 名前を調べている時の楽しさ。分からないときのもどかしさと忘れかけていた時に偶然に見つけたり花でもシダでもコケでも同じです。ここの所毎日が雨なのか晴れなのか・・・天気予報のマークにはお日様とその半分を隠す雲とその下に雨粒・・・ずっとこのマークです。出かけるに出かけられません。こういう時こそのんびりと調べ物をしましょう。まだ少し倉庫にはネタが残っていますから大丈夫です。いざと言う時のコケ類も有りますし・・・。

2017年8月15日 (火)

早池峰山9

花で有名な山なので花を見に行って、予定通り見られたので成果有りとなりましたがそれにも増して予期せぬ成果が有ったと思っています。それはこれから御紹介しますシダ類です。
 
岩の上にコケの様な緑の小さなものが見えました。

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近くに寄って見てすぐにピーンと来ました。
 
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これはエゾノヒモカズラだ!と思いました。先月見ていたヒモカズラに比べて葉が密生しているように見えます。帰って写真判定をしよう。

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スケール・・・無いので何時もの1円玉で代用。良く見たら赤いダニらしきものがいたのでスケール代り。これを見ればいかに小さなものだかわかって頂けると思います。

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さて、こちらは仙台市内の山道で偶然見つけたものです。

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この時はヒモカズラなどと言う名前すら知りませんでした。一部を切り取って持って帰り調べたのですが分からず、翌日野草園に持って行き調べてもらう事に・・・・
(ティッシュペーパーにそっと包んで置いたのですが翌日には枯れていました。これじゃだめだなと思ったけど雨が降らないときなどは休眠すると言う事を思い出し、少し水に浸けて置いて見ました。暫くしたら緑が復活・・・良かった)
 
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野草園の方に依頼して、図書コーナーに行きシダ類の図鑑が有ったので写真を見ていたら似た様なものを見つけました。ヒモカズラでした。
探しても見つからないわけです。今まで見て来たこういうものは殆どがヒカゲノカズラの仲間だったので、そのつもりで探していたからです。
何と、イワヒバの仲間だったんです。見えねえ・・・

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そしてヒモカズラとエゾノヒモカズラと言うものが有ると言う事も知りました。ヒモカズラは北海道~中部地方辺りまで、エゾは北海道~東北の北部までとの事。
見分けは葉の生える密度が一番手っ取り早いようです。
 
実は見つけて来たのはこれだけではなかったんです。もっと可愛いものが・・・・
と言っても興味のない人には退屈なだけかもしれませんが。

 

2017年7月22日 (土)

見掛けに寄らず

先日山に向かう途中で濡れている岩場を見つけたので何かないかと見たらこんなものが・・・・カッコイイ!ヒカゲノカズラの仲間だと思いました。
 
楽勝だねと思ってネットで調べたら出て来ない。なにー・・・・そんな・・・・

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ヒカゲノカズラの仲間の所に書いてあるすべての名前を検索しても出て来ない。そんな・・・・野草園に調べて貰いに行ってそこに有ったシダ図鑑を見てみました。有りました。やっぱりネットじゃ駄目か、図鑑を調べなきゃと思いましたがこれはヒカゲノカズラの仲間ではなくイワヒバの仲間でした。探すところを間違えていただけでした。ヒモカズラかエゾノヒモカズラのどちらかですがヒモカズラの方だと思います。

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近くにイワヒバも有りました。なんだ、お仲間もいたのか・・・・。イワヒバは宮城県では絶滅危惧種にはなっていないようですが結構少ないことは少ないようです。これは別の所で撮ったものです。
 
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同じところにこんなシダも・・・・特徴のあるものなので簡単に分かるかと思ったらそうでもありませんでした。チャセンシダ属のトラノオシダやコバノイシカグマ属のオウレンシダなど似たような物が一杯あって今のところ分からず。

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葉の裏に胞子嚢も見えません。手がかり足がかりどれも有りませんでした。

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これは多分チャセンシダ属のコタニワタリではないかと・・・

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葉の裏には白くソーラスらしきものが見えます。

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人は見かけによらないと言いますがシダも見かけによらない様で仲間を取り違えてしまいました。だってーと言いたいところです。

 

2017年6月21日 (水)

磐梯山周辺でシダ類

磐梯山の周辺で見た物のシリーズはシダ類で終わりです。コケ類については調べがついたところでまとめてみたいと思います。
 
マンネンスギはヒカゲノカズラ科で山に登った時に良く見かけていました。何時もはもっと高くなっていて胞子嚢を付けたりしていて正に杉の木と言った感じでしたがこれは一年生と言う事でしょうか。

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スギカズラ  ヒカゲノカズラ科  だと思います。初めて見ました。胞子嚢が折れてしまったようです。遠くから見た時珍しい形の胞子嚢だと思いました。

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こんな別れ方をしていなければトウゲシバと間違えそうです。
 
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これは何でしょう?小葉の先が白く糸状になっているのでヒカゲノカズラかと思うのですが何となく違うような・・・・

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これは見た感じからヒカゲノカズラではないと思いましたが他に似た様なものもなさそうだし・・・・タカネとかエゾとか付くのかもしれません。胞子嚢が出来れば分かるかもしれません。
 
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ナガオノキシノブ  ウラボシ科  ノキシノブ属  宿泊先の庭で見せて頂きました。(自生ではないと言う事です)

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尾の様に葉の先が細長くなっています。葉の裏に星のように胞子嚢の塊が付いていますがノキシノブは円形なのに対してナガオは楕円形なのだそうです。
 
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去年教えて頂いて見たコハナヤスリですが終わり加減だったので今年は早めにと行って見ました。
 
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これは仙台市内で教えて貰って見たコヒロハハナヤスリです。聞いたら自然にここに生えていたとの事でした。

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シダ類、コケ類・・・・難しいですね。一口にああシダねとかコケねとか言えば簡単なんだけど・・・まあ、花たちも雑草と言う言葉を使えば簡単なんですけどね。せめて周りに有るものたちは正確な名前で呼んであげたいものですね。

 

 

 

 

2017年5月15日 (月)

ヒカゲノカズラの仲間

泉ヶ岳に登った時に頂上付近でヒカゲノカズラの仲間をいろいろ見つけた。
 
た時、あれ?マンネンスギスギの様な・・・・でも違うかな・・・と思った。船形山の頂上で初めて見た物とは少し感じが違うような・・・
 
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近くにこんなものが有りました。胞子嚢の枯れたものがまだ残っていました。そうそう、この形です。マンネンスギで間違いないようです。
 
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近くにこんなものも有りました。マンネンスギの出来損ないでもない様で・・・・ヒカゲノカズラのようでもあるけど、結構立ち上がろうとしている感じです。

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少しトリミングをしてみました。

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これは先日別の所で撮って来たヒカゲノカズラです。これもトリミングして大きくして見ました。上の方のものは下のものより密度が高いと思います。葉の幅も少し広いようです。ヒカゲノカズラの葉の先は白っぽく糸状になって伸びる傾向があります。上のものはそうではないようです。調べても良く分かりませんでしたが、泉ヶ岳で見られるものにヤチスギランと言うものがあるようです。今の状態では分かりませんが胞子嚢が出て来れば正体が分かると思います。

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もう一つがこれ。変わった形の奴・・・・初めてかなと思ったら去年栗駒山で見ていたものでした。栗駒のものは胞子嚢を付けていたし茎が長く地面を這って繋がっている状態でした。ここは茎が落ち葉に埋もれているため個々に立っているように見えたので分かりませんでした。

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アスナロの葉に似ているのでアスヒカズラと言うのだそうです。これらすべてヒカゲノカズラ科の仲間です。
 
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葉の形がカッコいいと思い、これも泉ヶ岳でこの日に撮っていました。アスナロの葉でしょう。うっかりして葉の裏の写真を撮ってませんでした。葉の裏に特徴があってアスナロだと分かり易いのだそうです。

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一つ課題が残ってしまいました。胞子嚢が出来るまでなのでそう焦る事も無いでしょう。ヤチスギランは湿地が好きなようですが、有ったのは湿地とは言えない場所だったので少し気がかりではありますが・・・・