シダ類

2020年9月18日 (金)

エゾノヒメクラマゴケ

ここでお目にかかれるとは思ってもみませんでした。以前見たものは高い山の岩場に這うようにへばりついていました。でも本来は高山の草原に生える常緑性のシダ類のようで、岩場にも例外的に生えるのだそう。
ここはまさにその高原の草地でした。一面に生えている雑草(御免!)の中に削れたような所が有って、赤土が見える所に生えていました。

見た目から小さいと思いました。

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背葉(茎の上についている葉)と腹葉(茎の両脇についていて地面についている方の葉)は同形で先端が鈍頭。主茎の脇についている葉の付き方でも見た目で分かります。クラマゴケは結構疎らです。胞子嚢穂でも見分けがつきますがこの時はついていませんでした。

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野草園にはエゾヒメクラマゴケが有ることになっていますが私はまだ見た事が有りません。その代りにタチクラマゴケが園内至る所に生えていて普通のクラマゴケすら見えません。ある意味なかなか可愛いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年5月11日 (月)

食べられる?

県西部に行った時のことですが、森林公園が有ったので立ち寄ってみました。そこは初めてではありませんでしたが奥まで行ったのは初めてでした。花とか何か有るのかなあと思ったのですが何もありませんでした。

スギ林の中に入るとシダ類が目に入ってきました。

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大分前に山形県のある村に行った時に教えて貰ったことがあるアカコゴミと言うものに似ていると思いました。

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アカコゴミはこちらでは殆ど食べませんが山形方面では好んで食べられているのだとか。こちらで主に食べられているのは茎の部分も緑色のコゴミと言うものです。茎が赤いのでアカコゴミだそうです。コゴミは同じ根元から数本立ち上がるのですが、これは1本づつ立ち上がるのでイッポンコゴミとも言うのだとか。正式名はキヨタキシダだそうです。因みにコゴミの正式名はクサソテツだそうで・・でも山菜はやはり山菜の名前で呼ばないと感じが出ませんね。

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これは何だろう?

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これは?

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これは?食べないものはおなかにも入らないけど頭にも入らない様で・・葉が展開していないからと言い訳を言えるほどでもないし・・・シダ類としての名前を覚えるのもなかなか難しい。

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これは別の日に県南部の山で見たものですが少し固まって生えていたのであれ?と思って撮って来ました。同じように見えますが茎の鱗片が

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ナツノハナワラビも出ていました。これも食べたいと思う人がいるでしょうか?

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因みに山形で教えていただいたときの写真が有りました。

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茎の鱗片の様子から最初のものと同じ様です。ここでは1本づつ出てはいるけど群生しているのですぐに篭一杯になるでしょう。

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コゴミやゼンマイは葉が展開しても何となくわかるけどワラビは今一分からなかったりします。周りの雰囲気で何となく分かったりするけど、他のシダ類と一緒に生えていたりするとあれ?と思ってしまいます。ここがこうだからこれはワラビだと断言できません。いかに雰囲気だけでやって来たことかと・・・反省!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年11月20日 (水)

カラクサシダとウチワゴケ

県南部の山にコケを見に行ったけどシダ類もちょっと。

コケの中に埋もれるようにして生えている小さなシダが有りました。カラクサシダと言って割と珍しいものだとの事でしたが絶滅危惧種まではなっていないようです。

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茎から葉から白い毛が一杯。胞子嚢が付いていました。あまり小さいので指で裏返すと自分の手が邪魔になって接写が出来ません。シャープペンの先でなんとか・・・これで大きさが分かるでしょうか。

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もっと大きくと思ったらピントが上手くいかなかったようです。

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その後他の人が見つけたウチワゴケです。コケの名前ですがシダ類です。県内で見るのはこれで2回目です。

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これも割と珍しいと思うのですが絶滅危惧種にはなっていません。

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シダ類も色々ありそうなのですがコケを見に行ったからか意外と目につきませんでした。苔の生えているところにはシダ類が少ない?少し上の方にはシダ類が多い様な・・・気のせいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月22日 (火)

島内探索7

もう少しシダ類が残っていました。探せば・・詳しければもっともっと出てくるのだと思いますが、取敢えず撮って来たものを載せておきたいと思いました。

道のわきの斜面に垂れ下がるようになっていましたが・・

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どうやらこれらも同じものの様で、本来は一つの株から数本立ちあがっているもののようです。立ち上がっているものの先端がどれも枯れた状態になっています。葉柄の鱗片も赤茶色と言う事でクマワラビではないかと思いました。手に届かない所なので詳細写真は撮れませんでした。

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上の写真の右側の方をトリミングしてみました。また別のシダが有りました。側羽片が15対以上有るようです。葉には照り、艶が無いように見えます(日陰だからかも知れませんが)のでヤブソテツだと思いました。

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日差しが強ければそれなりにまた難しい。まともに当てると白飛びするし陰にするとこんな感じに・・単純に下手なだけですけど・・・。取敢えず形だけでも・・・葉は厚い感じで表面は濃い緑色で艶が有ります。イタチシダのようですが最下の羽片の第1裂片がそれほど大きくはないようです。仲間に違いは無さそうです。

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裏側を見てみました。

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小羽片の縁は少し裏側に巻く、羽片先端は全縁、ソーラスは灰色でやや大型、小羽片の中肋と辺縁の中間につく、羽軸裏側の鱗片は袋状、写真は無いけど葉柄基部には広被針形で褐色~黒褐色の鱗片がつくとの事です。以上のことからヤマイタチシダとしました。

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このシダについては今のところ名前が付けられていません。

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ソーラスも全体の所を撮っていなかったので分かりません。

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多分全部についているのだとは思いますが今のところ候補も上がっていません。

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葉柄の鱗片の様子ですがピントが甘いかも。

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難しくてなかなか分からないけどまた島巡りをしてシダ専門に集めてみましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月20日 (日)

島内探索5

コモチシダを見つけた前年にはイノモトソウを見つけていました。イノモトソウは市内でも結構あちこちで見ていますが、最初に見つけたのがこの島だったので懐かしさも有りましたし、ある場所を確認していなかったので・・と言う事で行って見ました。

オオバノイノモトソウです。ここでは今回初めて見ました。

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イノモトソウもほどなく見つかりました。後の方に葉の少し広い栄養葉が少しと葉が細長い胞子葉が数株見えました。でも何となく異様な・・・

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1ヶ所から扇形に葉が出ているように見えましたが

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少し広げてみたら葉軸が隠れていました。ただ葉が多く分裂して異常です。

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これも下段の葉が、通常は左右2枚づつ対になっているはずですがこれはかなり異常に分裂しているようです。

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これも頂部の葉が分裂しているし葉の付いている段数が多い様な気がします。

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前見た時にはこのようでは無かったような気がしますが、もう記憶に有りません。もしかしたら前見たのはまた別の場所だったのかもしれません。オオバノイノモトソウの影響を受けているのでしょうか。島内には割と崖地が多く有るようでシダも多く見られると思います。今度はシダ類で回って見るのもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月19日 (土)

島内探索4

さて今回は本命のコモチシダですが初めて見るものでは無く2年前にこの島で偶然見つけていたものです。その時は分からないまま写真を撮っていて、帰ってから希少なものだと気づいた次第です。ただその場所が記憶に無く確認のためにと来てみたのですが、確かこの辺に・・・という所に見当たらず、時間ある限り島中探しちゃえと歩きまわりました。その甲斐あって他にも色々見る事が出来て充実した一日になりました。

これが多分前に見ていたところだと思います。思っていたところよりずっと手前に有ったので、見逃したまま奥に進んでしまいました。帰る時に見つけました。道路脇のすぐ見える所に有ったのに完全に見落としていました。記憶って本当に当てになりませんね。前より少しは増えているようです。

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奥の方でこんな所を見つけました。周りには50株以上は有るようです。

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そしてコモチの名前の元となった無性芽が付いているものも見つけました。

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コケでは良く無性芽を付けるものが有るようですがシダにも有るとは知りませんでした。

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葉の上にできた無性芽です。やがては落ちて新しい株の始まりとなるのだとか。

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これが若い葉だと思います。まだ胞子嚢の痕も見えません。

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裏にできた胞子嚢の形に表側が盛り上がる(裏から見ると窪む)所が見えています。

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裏側から見た所です。支脈に沿って平行に長楕円形に窪んだ所が並んでいます。

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全長で1mっ近く有りました。大きく見ごたえのあるシダでした。

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前に見ていたものにたやすくたどり着いていたらこうはならなかったかもしれません。でもここまでたどり着くまではかなり焦っていました。もしかしたら今日はダメかもしれないとか、無くなってしまったのかもしれないとか・・地獄から天国(ちょっと大げさかも)・・万事塞翁が馬・・果てはヒョタンから駒・・棚ぼた・・とにかくうれしい日になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年8月 9日 (金)

ランランラン?

チシマヒカゲノカズラを探しに高い山に行きました。図鑑で見ても小さな写真だけで、ネットでも情報は少なく葉が4列に並んでいるとかその程度しか分かりません。まあ見れば分かるだろうぐらいの知識で・・結局のところ見つけられませんでした。その代わりと行っては何だけど珍しいものを見つけました。

ヒメスギランだと思います。

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スケールをあてていませんが、たぶん高さが5cmぐらいだったと思います。

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花弁のように見えるのが無性芽です。

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これは無性芽もついていない状態です。

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葉脇に胞子嚢をつけていました。ヒカゲノカズラの仲間の様な胞子嚢穂はつけないようです。

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トウゲシバ属なのでトウゲシバと同じような胞子嚢の付け方です。葉には鋸歯が無いのでトウゲシバとは区別できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年6月29日 (土)

トクサ属2種

田んぼのあぜ道も歩いていたのでそこも廻って見ました。その脇の湿地にはトクサの仲間が群生していました。えーと、スギナ、トクサは外してイヌドクサ、ミズドクサ、イヌスギナ、ミズスギナと考えられるけど・・・。調べたらミズスギナはまるっきり他の物(ミソハギ科キカシグサ属)でした。ミズドクサの別名でも有りました。と言う事で3種から2種の名前を決めればいい訳で・・・簡単かな?

トクサ風の茎で草丈が高い。1mは超えているようです。先端は細長く次第に細くなっています。枝は茎に輪生し結構長い。節数が多いのかと思ったら節間が長い事もある様で・・・あるる程度下の方には枝が無い。季節的に遅かったのか胞子嚢は見られませんでした。付けるのかどうかネットでは見る事が出来ませんでした。

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途中で折れたようなものが有りましたがここから胞子嚢が出ていた?

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茎は固そうに見えたけど途中から折れ曲がっているのも有りました。指で挟んでみたら簡単に潰れました。

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折って見ると中空で結構薄い。これだけの背丈で枝も広く出して良く立っていられるものだと感心する。そのために太かったり長い枝を出して群生してお互い支えあっているのかもしれません。

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これは余り枝を広げていないようですが若いからだと思います。上と同じ種でしょう。

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これは別の種でしょう。ここまでのものはミズドクサ。下のものはイヌスギナだと思います。イヌドクサについては以前ブログに載せていたと思います。写真データがハードデスク破損で無くなってしまいましたので、ここでは載せる事が出来ません。

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さて携帯の方はどうなったのでしょうか。同じところを2周しても見つける事が出来ず、ガックリして帰途につきました。そう言えば修理用部品が無いので新機種に変えろとハガキが来ていた様な・・・。時代に沿ってそろそろスマホかな?・・・また金がかかるなあ・・・。もしかして車の中に落ちているのでは?と昨日探したけど無かったし・・・家についてふと思いついた。大体にして携帯を持って行ったっけ・・・。
でも昨日机に座って(座ったのは椅子にだけど)パソコンを見た時には気づかなかったけど・・・取敢えず鳴らして見よう・・・あららら・・・机の上で鳴っていました。メモ用紙の下敷きになって隠れていました。今日1日何をしてたんだろう。年は取りたくないなあ。お粗末でした。

 

 

 

2019年3月 2日 (土)

トウゲシバ3種

オオカサゴケを探していた時に見つけた物ですが、何時もはトウゲシバかと言って見送って来ていましたが、今回は3種類のものを見つけたので載せてみました。ホソバトウゲシバ、ヒロハノトウゲシバ、オニトウゲシバでそれぞれ葉の幅が、2mm以下、2~3mm、3~5mmなのだそうですが、一括してトウゲシバで呼ぶことも有るのだとか。
 
全国的に多く見られているものがこのホソバトウゲシバなのだそうですが、私的には多分初めてかも知れません。

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見るからに細くて本当にホソバだと思いました。黄色っぽい胞子嚢をつけていました。

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思わずスケールをあててみました。1.5mmぐらいでしょう。ホソバトウゲシバで良いでしょう。

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私的には多く見ているのはこのタイプだと思っていました。

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暖地に多いのだそうです。3mmぐらいなのでヒロハノトウゲシバでしょう。

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近くに有った小さなものですが葉の幅が広く見えたので計ってみました。

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4mmぐらいなのでオニトウゲシバ?と思いましたが、その他に葉柄があるという条件があるみたいです。写真からははっきりと葉柄と分かるものは無さそうなので、もしかしたらまだ若い株なので広いのかもしれません。丈が伸びるにつれて葉も伸び、幅が痩せて来る?子供の頃は丸々だったのが大人になってスタイルが良くなった・・・みたいな・・・いずれも同じ成長過程時期が違うので比較するには良くなかったかもしれません。

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コケを探していると花を探している時と目線が違ってくるのでしょう。探す場所も違ってくるからかも知れませんが今までになかったものが見えたりして来るようです。

2019年2月 6日 (水)

ずっコケその3

1月の中頃、チャボスギゴケを初めて見た時のことですが、同じところでコケらしきものも見つけていましたが、名前が分からずそのままにしていたものが有りました。
 
シダの芽らしいものと一緒にコケらしいものも生えているようです。

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別の所にも同じようなものが有りました。葉の縁に毛の様なものが見えます。

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ケゼニゴケかなと思いましたが葉の表面にはそれらしいものは見られません。まだ若い株だからかなと思いました。

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葉状体の裏の方に蒴のようなものが見えました。それには毛の様なものが見えました。

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周りを探して見たらこんなものが見つかりました。蒴が伸びだしてきている・・・?
この日はここまでで終えました。帰って図鑑などで調べたけどそれらしいものは見つけられませんでした。コケに詳しい人に聞いてみました。これってコケなの?と言われましたが、これという答えは帰って来ませんでした。

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ここからは今回の話です。最初は前に見たあたりを探してもそのコケらしいものの姿を確認できませんでした。あれー、長い事雨が降らなかったから枯れてしまったかな?それでも見回っていたらこんなものを見つけました。前に見た物(上の写真)のように見えるけど
・・・

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ひっくり返して見ました。葉状体の裏側から立ち上がっているようです。白い根が一杯ついて太い長い根も下にしっかりと伸びていました。コケじゃなかったんだ・・・

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こんなものも見つかりました。何だ、シダだったのか・・・

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結局のところ成長するとこうなるんですね。イワトラノオと言うものでしょう。

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傍にはこんなものまで有ったけど名前までは分かりません。

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イワトラノオについては前に書いているかもしれません。取敢えずここでは書かないでおきましょう。
 
代りにと言っては何ですがシダについて少し勉強してみましょう。
 
私たちが普通シダと呼んでいるものはシダの胞子体(胞子をつくる体)で、胞子体の葉の裏側の胞子嚢で減数分裂が行われ、胞子がつくられます。(無性生殖)発芽した胞子は配偶体(造卵器、造精器を持ち前葉体とも呼ばれる)になります。(コケだと思っていたもの)前葉体には造卵器、造精器が裏側に出来、精子が泳いで行って卵と受精し、受精卵となります。(有性生殖)前葉体についたままで成長し、小さな胞子体となります。(シダの若芽)胞子体が成長すると前葉体は朽ちてなくなります。前葉体についていた白い根は仮根だそうです。何れ前葉体は消えてしまうので取敢えずの根と言う事でしょう)
 
結局今回はコケは出て来ませんでした。ブログの分類もコケではなくシダ類にすることになりました。今回は大ずっコケでした。

















 























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