シダ類

2018年6月 3日 (日)

もうちょっとシダ類

春先に他で見たコケシノブのような物を見つけました。

Dsc_6509j

これもまた調べると種類がいろいろあって何処をどう見ればいいのか・・・

P5210775j

裏側も見てみました。ソーラスらしきものは見えません。

P5210778j

どうやらコウヤコケシノブと言うものらしい。葉身は2~3回羽状複葉で裂片の縁に不規則な鋸歯がある。羽軸、小羽軸の翼は幅広く、中軸の裏面には褐色の毛が付く。(合っている)ソーラスは裂片の先端に着き・・・・そうか、先端か・・・何やらそれらしきものが有りました。

P5210783j

別の株のものですが葉の先の方に花の蕾の様に一杯ついていましたがこの時は気付いていなかったのであまり良く撮れていません。裏側から撮ればもっと見えたのか・・・・
コウヤコケシノブ コケシノブ科 コケシノブ属 青森県以南~九州 樹幹や岩上 
 
P5210811j

その傍にこんなものも有りましたがまだ若いものと言う事で良いのかな?

P5210785j

裏からも・・・・と、写真を見ていたら奥の方に何やらサボテンのような物が写っていました。調べたけど、というより調べようがない・・・・シダ類なのかコケ類なのか・・

P5210787j

久しぶりにシダらしいシダを撮って見ました。

P5210842j

一応裏面も・・・
 
P5210845j

良い感じ・・・のつもりが、下手ですねえ。後がぼけないと対象物が全然目立ちません。これは栄養葉ですが胞子葉は見つけられませんでした。
シノブ  シノブ科  シノブ属  日本全土の山間の樹上など

P5210843j

光を浴びて白っぽく見えるシダが有りました。胞子嚢穂も立っていました。名前が分からないのでカワラゼンマイで調べてみました。当たりでした。
ヤシャゼンマイ  ゼンマイ科  ゼンマイ属  別名がカワラゼンマイでした 本州以南の渓谷の水辺、岩上、斜面などに生える  どこかで見ていたかも・・・

Dsc_6525j

シノブもどこかでは見ていたのだとは思いますが、ただシダと言うだけの存在でしかなかったので名前まで追求していませんでした。

京都にいるときゃ、シノブと呼ばれたの~♪ どこに行ってもシノブはシノブ。

 

2018年6月 2日 (土)

ちょっとシダ類

海のそばに行った時に斜面に生えていたものですが、この仲間もまたいろいろあるので少し調べてみました。

艶が有るので、艶が無いというヤブソテツは除きました。

P5210728j

オニヤブソテツの側羽片が10~20対、ここのものは15対位なので範囲内。ソーラスは円形で葉の全面に散在する。(これは合っているようです)包膜の中心部が褐色~黒褐色になる。(見たところなっていない)

P5210730j

中心が褐色にならないものにテリハヤブソテツと言うものが有るようで、艶がある事からそっちかなと思いました。写真を見ると周辺は褐色になるようで、これはまだ若いのでなっていないだけなのだと思います。良く見ると薄っすらと中心部が色づいているように見えたのでやはりオニヤブソテツの方だと思いました。

P5210730jj

羽片の縁は全縁か不規則で不明瞭な鋸歯がある。(合っていると思います)

P5210730jjj

葉柄は藁色で基部に黒褐色の鱗片を密につける。まだ若いからでしょうか黒褐色部分が少ないようです。羽片の付け根部分に耳垂れが出来る・・・については微妙です。少し膨らんでいるように見えますが・・・
オニヤブソテツ  オシダ科  ヤブソテツ属  日本全土 海岸や陽の当たる場所

P5210746j

ノキシノブの仲間です。

Dsc_6513j

ノキシノブより小さめで葉の先が円い、上半分に小さめの円形のソーラスが付いています。
ヒメノキシノブ ウラボシ科 ノキシノブ属  北海道西部以南~九州 樹幹、岩上

Dsc_6514j

樹幹や岩上にびっしりと丸い葉のシダが生えていました。丸いものは栄養葉でサジ形のものは胞子葉です。

Dsc_6505j

反対側に回ると褐色のソーラスが見えました。
マメヅタ ウラボシ科 マメヅタ属  東北南部~九州  当県の南部でしか見れないようです。

Dsc_6538j

ここにはシダもコケも色々ありそうな予感がしてきました。ちょっとだけではなくもうちょっと歩いてみましょうか。

2018年5月 4日 (金)

今度はシダです

今度は見るからにシダ類です。
 
ノキシノブの仲間のようだけど細長い・・・・裏磐梯で見せて頂いたことが有るナガオノキシノブかなと思いました。
 
Dsc_4983j
 
葉の幅は約7mm、長さは約25cmのようです。

Dsc_4977j

ソーラスの様子も忘れずに撮りました。ソーラスの形(円か楕円か)や大きさや配置などで種が判別できるようです。

Dsc_4979j

ナガオも寸法的には同じぐらいのようですが葉の先がもっと尾状に長く伸びるみたいです。ソーラスの付き方も違う様で
ミヤマノキシノブ  ウラボシ科  ノキシノブ属  だと思います。葉柄が長いのも特徴のようです。

 

2018年5月 3日 (木)

コケというシダ

前回のものもコケと言う名前が付いたシダでしたが今日もまたコケと言う名前が付いたシダです。 
シダ類もまたコケと同じようなところが好きなのでしょうか。岩の所とか木の所とか・・・でも良く見てみると意外と同居している所を見ていません。まあそれぞれ種類に寄るんでしょうけど・・・、コケを探してシダを見る、有りそうでもなかなか難しい。
 
岩に張り付いていたコケのような物。でもやっぱりシダでした。

Dsc_4936j

大きさを計って見ました。大きなもので長さ幅とも約1.5cm位です。
 
Dsc_4942j
 
コケで良く見ていた無性芽器のような物が見えます。この時点ではコケ?かもと思っていました。

P4280408j

ウチワゴケ  コケシノブ科  アオホラゴケ属  本当にコケの仲間のような・・・・分布的には日本全土に有るようですが県の目録には(古いものですが)有りませんでした。無性芽器のような物は包膜(胞子嚢が入っている)だそうです。

 

2018年5月 2日 (水)

コケ?シダ?

山道を歩いていたら崖のような所にコケらしきものが見ました。珍しいコケ発見か?と思い近づいて見ました。少し大きめのコケかな?

Dsc_4855j

傍に寄ったらどうやらコケではなくシダの方みたいです。

Dsc_4859j

チャセンシダの仲間かな?と思いながら取敢えず写真を撮って来ました。

P4260249j

スケールをあててみました。約3cmぐらいでした。

P4260358j

裏からも撮って見ました。あまり変わらない様だけど主脈が浮き出ているようです。表面の方が少しツヤが有るようです。

P4260360j

調べたところによるとコケシノブ科のコケシノブと言うもののようです。シノブはシダの事、コケの様なシダと言う事でしょうか。コケの方にもシノブゴケ科と言うものが有り、シダのようなコケと言う事でしょうか、ややこしいですね。
ここは県内ではないのですが県内の目録を調べたら記載されていませんでした。こちらには無いものかもしれません。

2017年12月 3日 (日)

ここにもタチクラマゴケ

11月末頃東北大学植物園に行った時、園内では今年の納めとしてか、草取り清掃が行われていました。綺麗になった園内を廻って見たら見た事があるような・・・
 
今まで気が付かずにいましたが(それほど頻繁に来ている訳でも無いのですが)、野草園で見たタチクラマゴケと思われるものがここにも有りました。

Dsc_3349j

葉の先が鋭頭である事やクラマゴケの様に葉が疎の所が無い事などからの判断ですが、後は来年にでも胞子嚢穂の様子を見れば見当がつくでしょう。

Dsc_3355j

と言う事で野草園にも行って見ました。こちらのものは紅葉していました。タチクラマゴケってなんでかなと思っていました。立ち上がっていないしー・・・・胞子嚢穂は確かに立ち上がっていたけど、胞子嚢穂が立ちあがるのは他の物だって立ち上がるし・・・・もしかして間違っていたのかなあ・・・
 
Dsc_3637j
 
野草園で4月中ごろに撮っていた写真の中に有りました。新しく伸びだしたものは確かに立ち上がっていました。

Dscf0903j

話を戻しましょう。こちらも立ち上がっていました。

Dsc_3626j

茎の下の方からしっかりと担根体を出しロッククライミングでしょうか。夏場には見られなかった光景だと思います。

Dsc_3632j

担根体は読んで字の如く根の役目を担うものと言う事でしょうけど、諸説あって茎だとか枝だとかはたまた根だとかそこまで考えるんですねえ。
コケの根のようなものは水分を吸い上げる器官が無く根の役目をせず、単に土や岩などにつくためだけのものの様で仮根と呼ばれているようです。
これを見た時うっかり仮根が出ていると思ってしまいましたが、クラマゴケは名前にコケと付いていますがシダ類のイワヒバの仲間なので担根体と呼ばなくてはいけないのでした。

今のところ野草園と植物園でしか見ていない。何らかの理由で(別の植物を持ち込んだ時にくっついてきたか)生えたとも考えられるので他の山で探して見なければと思います。元々ないものではない様なので(東北南部以西となっている)有ってもおかしくはないのですが・・・

2017年11月20日 (月)

イワトラノオ?

先日のコタニワタリの傍に有ったものですがチャセンシダの仲間だと思えるのですがなかなか決定が出来ずにいます。
 
トラノオシダ、イワトラノオ、ヒメイワトラノオとそれぞれ見比べたのですがソーラスのつき方などを含めると難しいです。

Dsc_1996j

葉の全体的な形やソーラスの付き方からすると目録には無いコバノヒノキシダと言うものによく似ているように思うのですが、表側の葉軸の中央が窪み、その中央が盛り上がる(2本の窪みが有る)との事、これは中央に広い窪みが有るだけのように見えるので違うようです。裂片の先が尖るようですがこれは鈍頭のようです。

Dsc_1997j

ヒメと言うほど小さくも無いようだし(写真を撮って来たけど大きさを余り憶えていません。やはりスケールは必要ですね)トラノオシダでも無いようだし、かと言ってイワトラノオで決定もできないし・・・・困りました。

Dsc_1998j

調べていたら7月初めにも見ていたようです。これはまた別の山道でした。

Dscf4877j

ネットで見ていた中でイワトラノオの説明で裂片の鋸歯にそれぞれ1脈が流れ込むと書いてありました。これが正にそのようです。ただこのソーラスなどの写真を撮っていなかったようで前のものと同種かどうかは分かりません。

Dscf4878j_2

因みに、コバノヒノキシダはチャセンシダの仲間で分布的にも東北南部以西となっているので可能性が無い訳でも無いのですが・・・・再度調査が必要です。

2017年11月19日 (日)

コタニワタリ

10月の初め頃にマツザカシダではないかと思って見直しに行った所で見た物です。オオバノイノモトソウの葉の数が少ないものと言う事で方が付きましたが・・・。
 
コタニワタリと言うものらしいのですがチャセンシダ科 チャセンシダ属 になっています。チャセンシダやトラノオシダの様に複葉のものも有るので不思議な感じもしないではないのですが別の特徴からそうなっているらしいです。

Dsc_2058j

葉の付け根は心形で両側は耳型に膨れる。葉柄には茶褐色の鱗片が密につく。葉脈は途中から数本に分岐して平行に並び縁には到達しない。

Dsc_2060jj

ソーラスは葉脈と平行につき線形、包膜は向かい合ってつき若い時には重なり合う。(暗くなってからなのであまりいい写真ではなく大きく出来ませんでした)

Dsc_2062j

7月初め頃別の山で見ていたものです。少し緩い山の斜面に出ていたもので前のものとは感じが違って見えますが同じコタニワタリだと思います。葉の下が耳状になっているのが辛うじて分かります。

Dscf4913j

包膜だけで未だソーラスは見られないようです。

Dscf4915j

葉軸が葉の途中まで暗褐色になっています。前のものは葉の部分は緑でした。環境によるものか時期によるものかは分かりません。

Dscf4916j

チャセンシダ科にはトラノオシダ、クモノスシダ、ヒメイワトラノオ、イワトラノオなどが有るようですが未だ見ていないものばかりです。オオタニワタリ(タニワタリ)は野草園に有った様な・・・・(リストには無かったけど・・・今度行って見よう)。

2017年11月16日 (木)

ホウライシダ科

先日ホウライシダを見たのでいろいろ調べている内にイワガネソウも同じ仲間だと言う事が分かりました。イワガネソウは数年前に太白の森を歩いている時に見つけて観察センターで名前を教えて頂いたものでした。
これまで見て来たものを見ていたら似た様なものが有ったので調べてみました。
 
これはイワガネソウでしょう。

Dsc_7376j

葉の先が次第に細くなって鋭尖頭です。

Dsc_7380j

葉脈は途中で交差したりして網目状になる。葉脈の先は縁まで達しない。

Dsc_7380jj

こちらはイワガネゼンマイと思われます。葉の先が急激に狭くなり尾状に伸びる。

Dsc_7390j

葉脈は途中で2~3回分岐するも交差はせず平行に伸びる。縁まで達する。

Dsc_7392j

ソーラスは葉脈に沿ってつき縁から少し離れたところで止まる。

Dsc_7392jj

イヌイワガネソウと言うものも有るのだそうで、写真の中を探して見ました。
Dsc_7386j
葉の形はイワガネゼンマイに似ているようです。
Dsc_7387j
あまり良い写真ではないのですが葉脈の途中で網目になっている所が見られます。葉脈は縁まで達しているようです。イワガネソウとイワガネゼンマイの両方の特徴を併せ持っているようです。

Dsc_7387jj

他にはクジャクシダ、ハコネシダ、カラクサシダなどが有るようですが、クジャクシダは野草園などでも見ています。他の二つはこれからの課題です。

2017年11月15日 (水)

ホウライシダ

先日ある神社に行った時のことですが、境内の石積みの間から垂れている黄色の綺麗なシダ類に気づきました。何処かで見た事があるようなない様な。取敢えず写真に撮って後で調べましょう。
その後その先に進んだら、脇の道から数人の職人さん風の人たちが出て来て、その中の一人の人が「ホウライシダと言って珍しいシダなんだって」と教えてくれました。あれ?見てたのかなあ。
 
ホウライシダ  ホウライシダ科  ホウライシダ属  千葉県以西  

Dsc_2963j

似たものにハコネシダと言うのが有るみたいですが葉の裏端につくソーラスの形に違いが有るので見分けられるのだとか。

Dsc_2965j

今の季節、ほとんど散っちゃいましたけど、イチョウの葉が舞い落ちている様な・・・・。イチョウの葉よりは小さめですが・・・・

Dsc_2967j

分布としてはこちらには無いものの様で、宮城県の植物目録には有りませんでした。(ホウライシダ科のハコネシダ、クジャクシダなどはあるようですが)
ただ観賞用として広く植えられていたものが何時しか広まったのでは・・・との事でした。